家づくりをしていると目にする【用途地域】。これって何だと思いますか?
用途地域は、都市計画法で定められた地域区分の事で、12種類に分類されています。
これは、地域ごとに建てられる建物の用途や規模、高さなどが定められているためこういう区分けになっています。
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なかでも、住宅系の用途地域は7種類あり、さらに低層住宅が中心の地域や中高層住宅向けの地域などにさらに区分されています。
用途地域は住環境の目安になりますが、必ずしもイメージどおりの街並みであるとは限らないのも重要な点です。
例えば、準工業地域でも、再開発が進んでマンションなどの住宅が多く建っているケースもあるので、確認が必要です。
以下が用途地域ごとの区分名称と、その大まかな説明となります。
●第一種低層住居専用地域
●第二種低層住居専用地域 |
主に低層住宅のための地域。 第一種では小規模な店舗・事務所併用住宅、 小中学校が、第二種では150㎡までの 一定の店舗なども建てられる。 |
●第一種住居地域
●第二種住居地域 |
主に住環境を守るための地域。 第一種は3000㎡までの店舗、事務所、 ホテルなどが、第二種は10000㎡以下の パチンコ店やカラオケボックスも建つ。 |
●第一種中高層住居専用地域
●第二種中高層住居専用地域 |
主にマンションのための地域。 病院や大学などのほか、第一種では500㎡までの、 第二種では1500㎡までの店舗や事務所なども建築可能。 |
●準住居地域 | 道路の沿線で、住居の環境を保護するための地域。 150㎡以内の自動車修理工場など自動車関連施設と 大型物販店などが建つこと。 |
●近隣商業地域
●商業地域 |
主に商業施設のための地域。 住宅や店舗、小規模な工場が建てられる。 近隣商業地域は商店街、商業地域は映画館や 百貨店が集まるイメージ。 |
●準工業地域
●工業地域 ●工業専用地域 |
主に工場などのための地域。 準工業地域と工業地域には住宅や店舗が建てられるが、 工業専用地域には建てられない。 |
こうして表としてみても条件などが多いですよね。
家づくりをする際は、その土地の用途地域をしっかり確認していきたいですね。^^