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家づくり用語:建ぺい率と容積率 【パート2:容積率編】

スタッフブログ 施工ブログ 2020/12/17

前回の建ぺい率に続き、次は容積率についての説明です。

→建ぺい率と容積率って?? 【パート1:建ぺい率編】はこちら

 

「容積率」も建ぺい率と一緒にセットで覚えておきたい言葉になります。

容積率と言うのは「敷地面積に対する延べ床面積の割合」となります。

建ぺい率の場合は建築面積でしたが、容積率では延べ床面積に変わっているんです。

延べ床面積とは簡単に言うと家の床面積の合計がどれくらいあるかという事になり、

容積率とは敷地の何%が家の床面積に使われているかという数字になります。

建ぺい率は平面的な物でしたが、容積率になると家全体の立体的な大きさになるんですね。

たとえば、敷地が100㎡の土地に延べ床面積100㎡の家を建てると、容積率は下のようになります。

たとえば、敷地が100㎡の土地に延べ床面積100㎡なので容積率が100%になるんですね。

3階建ての家にして上に伸ばしていけば容積率が100%を超えることもよくあり、

住宅地であれば容積率が100〜200%くらいになるケースをよく見かけます。

目安としては容積率が200%あれば普通の2階建てでは問題ない大きさに、

100%だと場合によってはちょっと窮屈になることがあるといった感じになります。

それでは建ぺい率と同じように、容積率のポイントについても確認していきましょう。

もう一度先ほどの販売図面に目を通して見ると、建ぺい率の隣に容積率が書かれているのが分かります。

この場合は80%と書かれているので、敷地面積100㎡に対して延べ床面積で

約80㎡までの家を建てられるという事になります。

80㎡と言うと24坪くらいの家になるので、3人家族であれば問題ありませんが

4人家族だとちょっと窮屈という感じの広さですね。

そうなると、4人家族の場合はロフトなど床面積に入らないスペースを上手く使う等

かなり工夫が必要となる土地と言えます。

このように建ぺい率と同じように容積率は家の大きさが決まる要素となり、

容積率を知らずに土地を買うというのはかなりリスクが高い事なんですね。

(工務店、ハウスメーカーなどを通さずに直接土地を購入して、いざ立てるとなった時、思った大きさの家が建てられないと知って後悔したという方のケースもありますので、大事な情報です。)

 

ちなみに容積率にも緩和要件があり、次の物が代表的な項目となります。

  • 地下室(1/3まで容積率の計算から除外)
  • ガレージ(ガレージの面積のうち、延べ床面積の1/5まで容積率の計算から除外)
  • ロフト、小屋裏収納(その階の1/2まで容積率の計算から除外)

容積率が厳しい土地の場合は、上記の物を間取りにうまく組み合わせながら家を建てていくことになるんですね。

その他、吹き抜けは床面積には入らないので、大きな吹き抜けを作ったとしても容積率には影響されません。

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