本日は伊島にて、予約制で開催しておりました見学会場のお家に来ています。
紫外線の影響でシルバーグレーに変色して いるのが分かると思います。
良く見かける事があると思いますが、これ、何でこんな色になるかご存知ですか?
屋外は、太陽光、特に紫外線の影響が強く、光によってリグニンなどの変色物質に分解されます。
この物質は水に溶けやすく、雨などにさらされると流れ出てしまうため、脱色されたようなシルバーグレー色になってしまうんですね。
色が違うので見た目が気になる!って思われる方も居られると思いますが、大丈夫。
このシルバーグレーは表面部分なので軽く紙やすりで擦ってあげると元の色が出てきますのでちょっとしたお手入れも簡単に出来ます。
ただ、分解され流れ出てしまうリグニンは、木材の骨格を形成しているセルロースを補強する役割を担っている部分です。
それだけに、リグニンが光分解して生じた物質が雨に流されてしまうと支えを失ってしまうため、木材の繊維は表面から剥がれ落ち、粗い状態になります。
そして、より深い部分まで紫外線の侵入を許し、光劣化をさらに引き起こし、風化していくというわけです。
屋外の、太陽光が当たる箇所の木材を定期的にお掃除してリフレッシュしてみてください!