先日お施主様に現場まで足をお運びいただいて珪藻土の壁を塗るパターンを決めてもらいました
左官屋さんに実際に石こうボードにいろんなパターンを塗ってもらって決めてもらいます
凸凹をくっきりさせたりあっさりさせたり、コテをおおきく動かしたり小さく動かしたりすることでいろいろなパターン(コテ目)の違いが出てきます
珪藻土で漆喰のようにコテ目を残さない塗りかたも可能なのですが、タウンハウスで使っている珪藻土は科学的な接着剤ではなくふのりという海藻でできたつなぎを使っていてつるっとした仕上げだとヘアークラックという小さな割れが目立つのでお勧めしていません
ほかにもコテ目を残すことで表面積が増えて調湿効果や消臭効果が高まるそうです
光の当たり方でパターンがくっきりしたりするので珪藻土を塗ったボードの位置を動かして何度も確認してもらいます
太陽の動きで光の当たり方が変わると壁の表情も変わるのが珪藻土のいいところだと思っています
決めていただいた珪藻土のパターンのボードは現場に置いておいて左官屋さんがそれを見ながら珪藻土の仕上げ塗りをするためのサンプルにしています